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築150年、潰れかけの古民家の持ち主から、「この古民家を取り壊してほしい。歴史的に価値のある家だから残したいが、台風のたびに藁が飛んだりと、村の人たちに迷惑を掛けている」とご依頼がありました。そんなお話から始まった古民家再生。「良いものを残していこう」という沢山の人の熱い想いで、修復されていきました。村おこしの一環として開催された芸術祭(2013年)で、T家は「古民家カフェ」として人々の休息所として、一役をかい、大きく活躍しました。すると、今度は村の住民から、「今度はこの古民家に、皆が利用しやすいようトイレをつけたい!」とご依頼があり、古民家でのトイレ造りが始まりました。
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トイレリフォーム |
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男性 50歳代 |
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150年 |
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0㎡ → 4.03㎡ |
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総額70万円 |
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20日 |
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人 | ||
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・芸術際で活躍した古民家茶屋に、皆が利用しやすいトイレをつけたい! | ||
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トイレ設備…TOTO ネオレスト ハイブリッドシリーズ RHタイプ ホワイト 窓…無双窓 造作 建具:江戸期伝統的建具 造作 壁:腰板-松板張り 造作/赤土-京都伏見桃山の京土 照明:行灯 |
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トイレ室 |
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トイレの設置場所は「水廻りを住まいの枠のなかに作らない」昔の家の通り、外側にトイレを新設。設備はハイブリッドのTOTOネオレストRHを採用。最新型のトイレでも古民家にも驚くほど馴染みます。伝統を伝える役割を担った伝統的な古民家トイレの完成です。 | 昔ながらの伝統工法で施工された室内は、赤土で土間や壁をつくり、古材である松を腰壁の板張りに。赤土や古材が使用された、素朴で温かみのある空間が完成しました。薄暗さをカバーする行灯も趣を高めています。 |
古民家 |
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六甲山系の豊かな自然環境に囲まれ、昔ながらの里山の風景。古民家の残る西宮市船坂。重要伝統的建造物郡保存地区として保存していきたいと行政から依頼があるなど多くの古民家が残っています。 | 茅屋根の古民家T家は、おばあちゃんが不在となり空き家になっていました。T様より解体依頼がありましたが、昔ながらの工法・道具・材で作られた大変貴重な古民家を、後世に残されることをご決断されました。 |
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古民家再生プロジェクトにより、茅葺屋根もよみがえり、芸術祭では、古民家茶屋としても大活躍となりました。 | 縁側から見える茅葺屋根の工法なども間近で見ることもでき、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる趣のある仕上がりになっています。 |
芸術祭で活躍した古民家茶屋 |
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長い年月を過してきたであろう囲炉裏。深みのある、年月だけが持たらしてくれる、味わい深い木材の質感や色みは、なんともいえない空気感が漂います。 | 古民家茶屋として活躍したお座敷には、日本人ならではの、ほっこりとお茶を味わえる空間が広がっていました。 |
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▲リフォーム前後の図面 |
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担当者からのメッセージ |
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古民家は私たちの忘れかけている精神・心のあり方を教えてくれる学び舎です。 地域を活性化させる為に始めたのではなく、伝統を伝えていく使命をもって、家主のT様と意気投合し、古材問屋Aさんと共同で始めた古民家再生プロジェクトでした。今では、多くの方々にその輪が広がり、外から多くの人々が訪れるほどになりました! そんなリフォームのお手伝いができたことに、とてもうれしく思います! T様、本当にありがとうございました! |
関連リフォーム事例●〇 |
昔ながらの伝統工法を現代に伝える 古材・伝統工法リフォーム施工事例 |
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2009年度受賞 遺構再生 ~NewからOldそしてFuture~ |
2008年度受賞 囲炉裏のある家 |
自然素材をふんだんに使ったやさしいお寺のトイレ | |||
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兵庫県姫路市 古民家再生 | 大阪府高槻市 古材利用リフォーム | 兵庫県神戸市 自然素材 トイレ |
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